佐々木ハートクリニック

静岡県静岡市
佐々木ハートクリニック 佐々木玲聡 院長先生の体験談
大幅な診療負担軽減となっています

静岡市の内科・循環器内科を標榜する無床診療所です。
4年前から電子カルテを導入するなど、施設内の医療機器の電子化を進めており、その一端として本機器を導入しました。
電子カルテをMacとしているため、ECG Explorer 500X2を仮想化したWindows7内で運用しています。Mac同士はリモートで画面共有が大変容易であり、他の患者診察中に検査室の12誘導心電図記録を、診察室のカルテ端末からMacの画面共有にて同時確認しています。

ECG Explorer導入前は、看護師が心電図を紙で記録し、電極を外したあとに心電図を確認していましたが、これにはいろいろな問題がありました。

【導入前の問題点】
・Brugada様波形を認める場合:
 saddleback型で検査担当者が気づかずにそのまま検査終了、電極をはずしてしまい、本来必要なはずの肋間を挙上しての胸部誘導の記録(一肋間上の記録ではcoved型である場合も…)がなされておらず、再度の電極装着などの手間が生じていました。

・心室期外収縮や非持続性心室頻拍などを認める場合:
 心室期外収縮の極性や頻度、連発の有無や自覚症状との一致有無などが治療方針決定に重要な情報ですが、事後の心電図確認では心電図記録時間などについては指示することができないため、短時間のみの心電図記録にとどまり、必要な情報の把握ができないことがありました。

・急性冠症候群で、微細なST変化(超急性期のT波など)のみがみられる場合:
 検査中にミオコールスプレーの噴霧にて心電図変化が戻りうるのか、確認したいところですが、検査担当者が多くの場合気づかず検査が終了しており、やはり再検査の必要が生じていました。

もちろん、心電図記録中に検査室へ直接出向けばいずれも解決する問題ではありますが、多くの患者の診察中すべての心電図検査に立ち会うのは比較的負担です。
ECGExplorerと画面共有を用いることにより、診察室から移動しないで心電図波形を記録中に直接確認でき、検査担当者へ必要な指示をだすことが可能であるため、上記のような事例以外においても大幅な診療負担軽減となっています。

今後希望することは、運動負荷心電図への対応と、より簡易なsmartECG(iPadのワイヤレス心電計)との連携でしょうか?
またせっかく無線に対応したことですから、(処置室などで使用する)モニタECGとしての機能追加、durantaのようなテレメトリー式心電計やイベント心電計へのupgradeなども期待したいところです。

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